
そもそも二人一役ってなに。設定としてすごくややこしいんだけど。

いっこく堂とかパペットマペットみたいな感じだと思ってもらえれば。

いや古い古い古い。多分若い子に通じないから、その人たち。

そういえば最近腹話術ってみませんね。じゃあ、コナンくんと毛利のおっちゃん的な。

どっちがコナンくんでどっちが小五郎なの。

自分がコナンくんでまるこさんがおっちゃんです。

はい却下ー。その例え却下ー。ほかにいい例えないの、このクソザコ人間。

全然思いつかなくてマジ申し訳ねえです(棒)。ただ、イメージするのであればステージにまるこさんが立っていて、私が袖からしゃべってる的な感じですかね。

まあ、いいたいことはなんとなくわかってきたけど、なんでわざわざこんな設定にしたの。

では、まるこさん受肉までの経緯も含めて、お話ししたいと思います。
1.なぜ顔出しじゃないのか

ていうか、アバターのあたしがいうのもアレだけど、なんで顔出し配信にしなかったの。配信までの手間を考えたら絶対そっちの方が楽じゃない。

これは私の配信活動を知っている身近な人からもよくいわれますね。ただ、個人的には準備がラクってだけで特にメリットを感じなかったんですよ。

というと?

これは配信でも動画でも同じですが、肩書きもなければイケメンでもない、ただただ普通のおっさんが独り語りしてる様子を見たいと思いますか?

内容が面白いって口コミでもない限り、見ようとは思わないね。

仲間内だったら多少盛り上がれるかもしれませんが、新たな視聴者獲得は無理かなって感じですね。

少なくともIRIAMで仲良くなった人たちと繋がることはなかったでしょうね。

あと、これがいちばんの理由なところもあるんですが、話してる間ずっと自分の顔面を眺め続けるのが耐えられない。

そこは慣れじゃないの?

リモート会議でずっと相手の顔ばかり見てるくらいなので、多分無理ですね。仮に慣れるとしても、わざわざそこまで頑張る必要はないかなって。

確かにそれはそう。けど、それだったらそのペストマスク被ったらいいんじゃない?そういうYouTuberもいるでしょ。

それも考えましたが、実はこのペストマスクめっちゃ息しづらいんですよ。ラバー製の安物だからかもしれませんが、30秒も被ってられないので、このまま喋るとかマジで無理です。

ならちゃんとしたやつ買いなさいよ。

高いんで無理です。

財政状況よわよわすぎない?
2.なぜ男アバターじゃないのか

とりあえず、あんたが自分の顔面を嫌ってるのはわかったけど、だからってなんであたしなの。男アバターでもいいじゃない。

これは私の発想力が貧弱だったこともありますが、男アバターって基本的にイケメンじゃないですか。

それは確かにそう。

そう考えると、男の私がそれを使ってると自意識どうなってるんってなりません?

気にしすぎな気はするけど、その中身がこんなブサメンだったら確かに夢壊れる気がする。ていうか、声も喋り方もキショいからそもそも似合わなそう。

でしょう?だったら、いっそ正反対を目指してしまえば、リスナーさんもアバターと中身は別って割り切れると思ったんですよ。というか、自分自身が割り切れるって思ったんです。

けど、男アバターでもキラキラしたイケメンばっかじゃなくない?あえてやれた感じ出したり、ネタに走ってるアバターの人もいるけど。

そこは単純に発想力が足りてなかったこともありますが、ネタ系アバターの外見に寄せられるほどのトーク力もないので、やめといてよかったって思ってますね。

つまり、配信における魅力はネタでもトーク力でもなく、あたしの外見に依存しきってるってこと?

Exactly.(その通りでございます)

もうやめちまえよ。
3.なぜ二人一役なのか

と、ここまでバ美肉を目指すまでの経緯について語りました。

そこでなんであたしに繋がったのかがわからない。

そこなんですよ。実はまるこさんと出会う前に、VRoidStudioでバ美肉用のアバターを作っていました。

3DアバターだったらVRChatとかでも使えるしね。

ちなみに地雷系女子です。

地雷系かよ。

癖に刺さっちゃったので。ただ、VRoidStudioをうまく扱いきれず、結局アバターも完成しないまま、「バ美肉したい」と呟くだけの生き物になってたんですよ。

なにその悲しきモンスター。

絵師さんに依頼するにもコストがかかることですし、当時はネット活動でお金を使うことも考えてなかったので、そこまで真剣に考えてなかったんですね。

フリーライダー系クソ野郎の発想じゃん。

ですが、そのクソ思考沼から救ってくださった方がいました。それがあなたのマミー、八街ぴぃなつさんです。

マミーとは付き合い長いんだっけ。

長いうちに入るかわかりませんが、バ美肉時点で4-5年くらいはあったと思います。Twitterで仲良くさせていただいてました。

で、それがどうしてこうなったの?

ぴぃさんに私の「バ美肉したい」という魂の叫びを拾っていただいた際、「ちょうど”魂”がいなくて浮いているアバターがいる」ということで、まるこさんをご提案いただきました。

あたしがあんたのところに行くまでそんな経緯が。

それで、私が全力でひと目惚れしてしまったのでアバターとして採用したわけですが、ここでひとつ問題があったんですよ。

なにがあったの。

「『こんな可愛らしい美少女の魂が、おっさんであっていいのか』問題」です。まるこさんは、ご自身の正体がこんなおっさんであっていいと思いますか?

虫唾が走るわ。

でしょう?ですので、まるこさんと私303は別人ということにしました。ただ、まるこさんには忘れないでいただきたいことがひとつあります。

なによ。

まるこさんのセリフも思考も、すべて私の脳内で作り上げられているという事実です。

後味悪いホラー映画のオチみたいなのやめて。
4.さいごに

以上が、二人一役設定になった経緯です。

どっちかっていうとあんたがバ美肉した理由がメインって感じだけど、とりあえず把握した。

ご理解いただけましたか。実際、まるこさんをアバターにしたら配信中もまるこさんを眺めることになるので、喋っていて気持ちいいですね。

それをいっちゃうあんたは気持ち悪いけどね。
というわけで、二人一役設定がなんたるかというお話でした。
なかなか口で説明するとややこしい設定ではございますが、これでイメージを掴んでいただけたら幸いです。